転職活動中、職務経歴書の作成に悩むことはよくあります。しかし、この書類は自分自身をアピールする上で非常に重要です。
実際、書き方によっては採用担当者の印象を大きく左右することもあります。
この記事では、採用担当者に好印象を与える職務経歴書の書き方やポイントについて解説します。
ここで紹介するアドバイスを参考にして、自分自身を効果的にアピールする職務経歴書を作成してみましょう。
職務経歴書を書いてますが、採用担当に印象に残る作り方ってありますか?
今回は、採用担当者に好印象を持ってもらえる、職務経歴書の書き方とポイントを解説していきます。
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職務経歴書の書き方
職務経歴書は、基本的にA4用紙に縦書きで1~2枚の範囲で作成します。
現在は、多くの方がパソコンを利用して作成する傾向にあります。
パソコンを使うことで、編集や修正が簡単にできます。
また、データを送信するだけで添削がしやすいため、パソコンで作成することをおすすめします。
職務経歴書の項目には、決まった書式はありませんが、書くべき情報はほぼ決まっています。
企業の採用担当者が読みやすく、管理しやすいように、明確かつ分かりやすく記載するように心がけましょう。
職務経歴書に書くべき事
主に職務経歴書に記載する情報について
タイトル
職務経歴書という表題を記載し、自分の名前と作成した日付を明記しましょう。
職務経歴書を郵送する場合は、投函日を記入し、持参する場合は持参する日付を書きます。
なお、職務経歴書を送付する際には、都度確認して日付を更新するように注意しましょう。
履歴書の日付と合わせることを忘れずに、職務経歴書の日付を記入しましょう。
職歴要約
職務経歴書の最初には、職歴要約を記載することが一般的です。
職務経歴書の概略を200~300文字程度にまとめることが必要です。
職務経歴
職務経歴書では、就いた職種や経歴を企業ごとに分けて記載することが一般的です。
以下は、職務経歴書に書く内容の例です。
項目 | 記入例 |
---|---|
勤務先会社名 | ○○株式会社(資本金や従業員数がわかる場合は記載) |
在籍期間 | 20XX年XX月~20XX年XX月 |
経験職種 | WEBディレクター・コーダー |
雇用形態 | 正社員 |
職務内容 | 実績や業務内容を簡潔に記載 |
上記は職務経歴書に必ず含めるべき最低限の項目です。必要に応じて、追加・削除する項目を決めましょう。
辞める理由は職務経歴書には必ず記載する必要はありませんが、採用担当者からは必ず聞かれることが多いです。
そのため、ポジティブな理由を準備しておくことが望ましいです。
資格・スキル
応募する企業や職種に関連する資格やスキルを選んで記載しましょう。
また、仕事で活用できるPCスキル(例えばExcelやWord)も、記載しておくとプラスの印象を与えられるかもしれません。
Excelでマクロを作成できると、業務効率化につながるため、企業から高く評価される可能性もあります。
自分が持つスキルを、応募する企業に合わせてアピールすることが大切です。
自己PR
自分の経験やスキルを踏まえて、応募先企業にどのような貢献ができるかを示しましょう。
経験が少ない場合は、意欲や仕事に対する姿勢、自主的な勉強について記載すると良いです。
また、過去に失敗や挫折を経験した場合には、その経験をどのように乗り越えたかを記載することもできます。
自己PRは履歴書と合わせて、自分自身をアピールする大切な機会です。
自分のスキルや経験を踏まえて、応募先企業にどのように貢献できるかをアピールすることが重要です。
もし経験が少ない場合は、自分の意欲や仕事に対する姿勢、独学で取得した知識などをアピールすることもできます。
また、過去に乗り越えた失敗や苦難の経験をアピールすることも可能です。
自己PRは、職務経歴書と併せて、自分自身をアピールするための大きなチャンスです。
志望動機
応募する企業に対して、自身がその企業で働きたい理由を記載することが重要です。
職務経歴書はフォーマットが決まっていないため、履歴書に記載しきれなかった事柄や自己PRについて、適度なボリュームで書くようにしましょう。
ただし、履歴書の内容と矛盾しないよう、志望動機は一貫性を持たせることが大切です。
志望動機は職務履歴書の中でも重要な項目の一つであり、内容を充実させることで自己アピールをすることができます。
履歴書との整合性を考慮しながら、具体的かつ魅力的な理由を記載しましょう。
職務経歴書を書く時のコツ
職務経歴書を書く時のコツについて
読みやすいレイアウトになっているか
まずは基本的な点ですが、履歴書が読みやすい文字やレイアウトになっているかをチェックしましょう。
本文部分は10.5~12ポイントに設定し、フォントのスタイルとサイズを統一します。
また、行間も適度に取るように意識してください。
見出しや表題は、フォントサイズを大きくし、ゴシックや太字にするなどメリハリをつけることで、採用担当者が見やすく理解しやすくなります。
採用担当者にとって読みやすく、わかりやすい履歴書を作成することを心がけましょう。
自分が書いた文章が読みやすいか客観的に見てチェックすることで、より良い改善ができます。
必要な情報が書かれているか
応募する職種や会社の業務内容に合わせ、職歴やスキル、自己PRが適切かどうか確認しましょう。
経験が浅く実績が少ない場合でも、「日々の業務で改善した点」や「自発的な努力」などを自己PR欄に記載することでアピールできます。
職務履歴書には、応募先企業が求める必須項目などが含まれているか確認することが大切です。
また、経験が浅い場合でも、自己PR欄に仕事での工夫や受けたい職種に向けての努力などを記載することでアピールすることができます。
不要な情報が書かれていないか
余計な情報を書かず、必要な情報のみを記載しましょう。
例えば、住所や電話番号などの連絡先は履歴書に記載し、職務経歴書には書かないようにします。
また、「仕事に関係のない」趣味や特技、アルバイト経験やボランティア活動などを書いてしまうと、要点がずれてしまい、アピール効果が薄れることがあります。
仕事に関連する経験やスキルに絞って記載しましょう。
余計な情報を書き込むことは、かえってマイナスの影響を与えることがあるので注意しましょう。
履歴書には必要な情報に限定して、仕事に関連するスキルや実績などを明確にアピールするようにしましょう。
職務経歴書とは?履歴書との違い
職務経歴書は、自分の経験やスキルを時系列で示したもので、採用担当者に「自分に何ができるか」を伝えるためのものです。
一方、履歴書は氏名や年齢、趣味などのプロフィールを書きます。
採用担当者は、経験やスキルを確認するために職務経歴書を詳しく見る傾向があるため、必ず用意しておくようにしましょう。
第二新卒・既卒の職務経歴書の書き方
職務経歴書はアルバイトや第二新卒の経験しかなくても必要
第二新卒やアルバイト経験しかない場合でも、必ず職務経歴書を用意しましょう。
自己PRや志望動機の欄では、業務を通じて身につけた知識やスキルをアピールすることが大切です。
経験が浅くても、それらの経験が職務経歴になるため、自信を持って書きましょう。
履歴書と同様に、職務経歴書も用意することが重要です。
職務経歴書を用意していない場合、採用担当者から書類不備と判断され、選考に進めないことがありますので注意しましょう。
第二新卒や既卒のアピールポイントの例
第二新卒や既卒の方は、経験が少なくてアピールできることがないと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
自己PRの観点から、未経験・既卒の方でもアピールできるポイントを紹介します。
例えば、飲食店でのアルバイト経験がある場合、お客様の年齢層に合わせた接客方法を工夫した経験や、お客様が満足するサービス提供のために試行錯誤した経験などがあります。
具体的には、子供向けのお土産を考えたり、健康に配慮したメニュー提案を行ったりしました。
その結果、店舗のリピート率を8%改善することができました。
成果を具体的な行動や行動結果によって示す。
例えば、以前は事務職で働いていましたが、プライベートの時間を使ってWebサイトの運用に携わり、そこでエンジニアとしての働き方に興味を持ちました。
現在は独学でHTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を勉強しており、自分で架空のWebサイトを作成することでスキルアップに努めています。
自分が目指す職種や業界に向けて、自主的に努力している姿勢を示しています。
職務経歴書をうまく活用して自分をアピールしよう
職務経歴書は自分自身をアピールするための重要な書類です。
自己PRや志望動機など、必要な情報をきちんと盛り込んでいるか、確認することも重要です。
また、企業が求める情報が書かれているかどうかも注目すべき点です。
採用担当者に自分の魅力を正しく伝えるため、丁寧かつ分かりやすい職務経歴書を作成するよう心がけましょう。
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