保育士

保育士の仕事がきついと感じる6つの原因と対策について解説

2022年12月15日

保育士の転職

保育士として働く人々の中には、仕事量が多くストレスを感じ、転職を検討する人が多いかもしれません。

保育士の業務は、子どもたちに関する仕事に加えて、事務処理や同僚とのコミュニケーション、保護者との対応など、多岐にわたるため、非常に多忙な状況に陥りやすいです。

さらに、長時間労働や在宅勤務など、厳しい条件も存在します。

この記事では、保育士がストレスを感じる原因のうち6つを取り上げ、それぞれに対処法や向いている人の特徴を紹介します。

この記事で学べること

  • 保育士の仕事がきついと感じる6つの原因
  • 保育士の仕事がきついと感じた時の対処法
  • あなたは保育士に向いている?向いている人の特徴

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保育士の仕事がきついと感じる6つの原因と対策

保育士の仕事がきついと感じる6つの原因

以下の6つの要因が、保育士が仕事がきついと感じる原因として挙げられます。

仕事がきついと感じる原因

  • 単純に仕事量が多い
  • 残業が多く拘束時間が長い
  • 保護者との対応でストレスを感じる
  • 職場の人間関係
  • 給料が低い
  • 想像と現実にギャップを感じる

単純に仕事量が多い

保育士は、一般的に多忙な業務を担当することが一般的です。

主な業務内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 身の回りの世話(食事、着替え)
  • 事務作業
  • 装飾作成
  • 行事準備
  • 保護者対応
  • 園内外の清掃

上記のように、保育士の仕事は幅広い分野で展開されるため、仕事がきついと感じる原因となります。

実際、勤務する保育園によっては、装飾の作成や行事準備などを自宅で行う必要があることもあり、業務時間内に完了しないほどの多忙な状況に陥ることも考えられます。

残業が多く拘束時間が長い

保育士は、多くの場合残業が増えるため、拘束時間が長くなる傾向があります。

保育士不足や緊急の対応が必要な状況などが発生すると、残業が必要になることも少なくありません。

保育園によっては、残業が頻繁に発生することもあり、それがきつさの原因となることがあります。

保護者との対応でストレスを感じる

保育士には、保護者とのコミュニケーションが求められます。

保護者は、子どもが保育園でどのように過ごしたかを知りたがることが一般的です。

仕事が残っている場合でも、保護者との会話をする必要がある状況もあります。

保育士の考え方や対応によっては、トラブルが発生する可能性もあるため、保護者対応には注意が必要で、ストレスを感じる場合もあるでしょう。

ただし、すべての保護者に対して同じような対応をする必要はありません。保護者ごとに適切な対応をすることが重要です。

職場の人間関係

保育士は他の先生方とも協力して業務を進める必要があります。

そのため、考え方の違いやミスなどでトラブルが生じることもあるかもしれません。

しかし、このような問題は保育士に限ったことではありません。どんな職場でも起こり得ることです。

他の先生方と良好な関係を築くことで、業務を円滑に進められるだけでなく、時にはサポートを受けられることもあります。

良好な人間関係を保つことが最も望ましいですが、人間関係が厳しい場合は無理をせず転職を検討することも選択肢のひとつです。

給料が低い

保育士の給料が低く、仕事がきついと感じる人もいます。

保育園は、国や都道府県、市町村からの補助金と保護者からの保育料によって運営されています。

しかし、補助金の決まり方によって保育士の給料が決まるため、給料の大幅な増額は難しい状況です。

保育士の人数や園児の人数によって補助金が設定されるため、補助金の単価自体が変更されない限り、保育士の給料も上がりません。

税金も含まれるため、現状では保育士の給料改善には限界があるとされています。

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想像と現実にギャップを感じる

保育士を目指す前と実際に働いてみると、想像と現実に差異を感じることがあります。

保育士というと、かわいい子どもたちと楽しい時間を過ごすイメージがあるかもしれませんが、実際は事務作業や装飾作成、行事の準備など、子どもたちとの関わり以外にも多くの業務があります。

そのため、子どもたちに充分に関わりたいと思っても、書類や職場の都合により、それができない場面もあるでしょう。

また、子どもたちとのコミュニケーションだけでなく、保護者や職場の同僚とのコミュニケーションも重要です。

そのため、実際に働いてみると、予想外の場面でストレスを感じることもあるかもしれません。

保育士の仕事がきついと感じた時の対処法

保育士の仕事にストレスを感じた時には、以下の4つの対処法があります。

対処法

  • とりあえず3年間は我慢して続ける
  • 他の園に転職する
  • 別の業界に転職する
  • 勤務時間の調整ができる非常勤として働く

とりあえず3年間は我慢して続ける

保育士の仕事が過酷で苦しい場合、最初の1年目は慣れずに多くの困難に直面することになります。

しかし、2年目や3年目になると、仕事に慣れ、新しい同僚が入社してくるなど、状況が変わることがあります。

もしどうしても我慢できない場合は、3年間は耐えてみても良いでしょう。

それでも改善が見られない場合は、転職を考えることも選択肢の一つです。

他の園に転職する

保育士の仕事がきつく感じられた場合、他の保育園へ転職することも検討できます。

転職することで、同じ業務でも給料アップや残業減少の可能性があります。

また、職場の人間関係に問題がある場合、転職は解決策となるかもしれません。

転職先でも苦手な人やトラブルがあるかもしれませんが、現在の職場で問題がある場合は、転職が最も早く問題を解決する方法かもしれません。

別の業界に転職する

保育士の仕事がきついと感じた場合、別の職業に転職することも選択肢のひとつです。

例えば、保護者とのやりとりや行事の準備など、保育士ならではの悩みがある場合、別の職種に転職することで状況を変えることができます。

また、保育士として働いて2~3年以内であれば、年齢的にも未経験職種への応募がしやすいでしょう。

実際に、全く別の職種に転職して働いてみないと、その仕事が自分に合っているかどうかわからないこともあります。

しかし、一度別の職種に転職することで、保育士の仕事と自分に合っているかどうかを判断しやすくなるでしょう。

もし別の業界が自分に合っていなかった場合でも、保育士に戻ることも可能です。

ですから、一度別の職種に転職してみることも考えてみると良いでしょう。

勤務時間の調整ができる非常勤として働く

保育士の仕事には非常勤として働く選択肢もあります。

特に装飾作りや行事の準備で残業が多く、自宅での作業が多い場合は、非常勤として働くことでストレスを軽減できるかもしれません。

非常勤で働けば、自分の時間を確保しながら仕事もできます。

フルタイムで働く必要がない場合は、非常勤で働いてみることも一つの選択肢です。

あなたは保育士に向いている?向いている人の特徴

保育士に適した人の特徴として、以下の3つがあります。

向いている人の特徴

  • 子どもが好きな人
  • 収入よりもやりがいを重視の人
  • 成長を間近で感じたい人

子どもが好きな人

保育士に適した人の特徴は、子どもが好きであることです。

保育士の仕事は、子どもと長時間接することが必要であり、子どもたちの楽しさや安全性を優先することが求められます。

子どもが好きな人であれば、自然と彼らの心情やニーズを理解し、適切なサポートを提供することができます。

ただし、子どもが好きであるだけでは、保育士に適しているわけではありません。

保育士は、事務作業など接遇以外の業務も多いことがあることを理解しておく必要があります。

収入よりもやりがいを重視の人

報酬よりも仕事のやりがいを重視する人にとって、保育士は適した職業です。

保育士は、例えば営業職と比較すると、売り上げに応じた歩合制ではありません。

保育士は仕事をするだけで給与が上がるわけではありません。

ただし、保育士は、子どもたちの笑顔を見たり、保護者から直接感謝の言葉を聞くなど、やりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。

成長を間近で感じたい人

保育士には、子どもたちの成長を身近で感じたいという人も向いています。

保育士は、子どもたちの成長を直接見ることができる仕事です。

子どもたちが成長していく姿を見ることで、やりがいや喜びを感じることができます。

このようなモチベーションがあれば、保育士の仕事が大変だと感じても続けていくことができるでしょう。

また、3年間以上働けば、子どもたちが入園してから卒園までの全ての成長を見届けることができます。

このような貴重な経験ができるのは、教師や保育士などにしかできない特権といえます。

保育士の仕事がきつくても無暗に退職するのはNG!

保育士の仕事が厳しいと感じても、無理に退職することは、一般的に以下の理由から望ましくありません。

注意点

  • 収入が無くなってしまう
  • キャリアに傷がついてしまう

収入が無くなってしまう

転職活動中に無理して退職してしまうと、生活費がなくなってしまうリスクがあります。

転職を成功させるためには、冷静に自分にとって最適な転職先を選ぶことが重要です。

退職後に転職活動を行う場合、生活費を切り詰めなければならず、経済的な面での余裕がなくなってしまい、転職先を選ぶ際に冷静さを失う可能性があります。

また、転職先を収入だけで選んでしまったり、内定がもらえたからという理由で転職先を決めてしまうことも避けるべきです。

キャリアに傷がついてしまう

転職先が決まる前に退職してしまうと、キャリアに悪影響を与える可能性があります。

次の職場が決まるまでに長期間空白ができると、履歴書に無職期間が記載されることになります。

その場合、面接で無職期間の説明を求められることがあります。

無職期間が長くなるほど、転職先への採用が難しくなります。

無職期間中に自己啓発やスキルアップを行い、その成果をアピールすることが重要です。

保育士の仕事がきついと感じたらキャリアと照らし合わせて考えよう!

この記事では、保育士が仕事がきついと感じる6つの原因と、それに対する対処法、そして保育士に向いている人の特徴について紹介しました。

保育士の仕事は子どもたちと接することだけでなく、事務作業や同僚とのコミュニケーション、保護者対応など多岐にわたる業務があります。

記事では、様々な対処法を紹介しましたが、無理せずにきついと感じたら、他の保育園や異なる職種へ転職することも選択肢の一つです。

この記事を参考にして、自身のキャリアについて考えてみることをおすすめします。

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畑原啓伸

2019年7月11日、H&H株式会社設立
1984年生まれの1児パパ。
エンジニア→自動車整備→営業→エンジニア→経営者。

800名以上の方々からいただいた気づきを「ゼロから始める20代転職」として発信中!

「世の中をもっと面白くしたい」、「自身の人生をもっと面白くしたい」 そんな思いをもったわたしが先頭に立ち、皆さんと一緒に世の中を創っていく所存です。少しでも興味をもっていただけたら是非一度腹を割ってお話しましょう!!!

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