日本の果物の代表的な作物といえば、りんごが挙げられます。
りんごの需要は高く、毎年多くの消費者に愛されています。
しかし、その裏で、りんご農家の収入についてはあまり知られていません。
今回は、りんご農家の年収、給料、手取り額について調べ、その実態を明らかにしていきたいと思います。
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りんご農家の年収・給料・手取り額を解説
今回は、日本で代表的な果物であるりんごの栽培を行う農家の収入について解説していきます。
りんごは消費者に高い需要がある一方で、その背後にある農家の収入についてはあまり知られていません。
そこで、農家の年収、給料、手取り額について調査し、その実態を明らかにしていきます。
りんご農家の年収・給料・手取り額
項目 | 給料 |
---|---|
平均給料 | 41万円 |
平均年収 | 502万円~661万円 |
20代の給料 | 41万円 |
30代の給料 | 41万円 |
40代の給料 | 41万円 |
初任給 | 12.5万円 |
りんご農家の給料や給与の統計は、口コミや厚生労働省の労働白書などを参考にして算出しています。
- 20代の給料:41万円(推定)
- 30代の給料:41万円(推定)
- 40代の給料:41万円(推定)
りんご農家の場合、1ヘクタールあたりの平均農業所得は18万円程度であり、日本の農地の平均耕地面積は274ヘクタールです。
そこから、年収の平均値を算出するためには、18万円を27.4倍して計算します。
また、りんご農家はボーナスがないため、年収を12ヶ月で均等に割ります。
この結果、りんご農家の平均月収は約41万円となります。
一方で、国が新規就農者へ就農前後の所得確保を目的に給付している青年就農給付金の初任給は150万円です。
平均年収150万円~492万円
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りんご農家の手取り
上記の平均給与から算出すると、りんご農家の手取り額は月収10万円から33万円程度となります。
りんご農家の仕事内容
りんご農家の仕事は、落葉高木樹であるバラ科リンゴ属のりんごの栽培と販売です。
世界には数千から1万以上の品種があるとされていますが、日本で登録されているのは177種で、うち85種の品種が現在も維持されています。
日本で生産量が一番多い品種は、「ふじ」であり、「つがる」「おうりん」「ジョナゴールド」などが主要品種となっています。
青森県がダントツの一位で、年間約47万トンを生産しています。
2位は長野県で年間約15万7000トン、3位は山形県で年間約5万トンです。
青森県では約50種のりんごが栽培されています。
りんごの木は4~5年かけて樹になり、最大の収穫量を得るまでには10年かかると言われています。
りんごの栽培は1年中作業があり、1月末から3月までは枝を剪定して木に日光が入るように調整し、4月には肥料を散布します。
5月には受粉作業を行います。
6月から7月にかけては、花を摘み取って3~5株に1つの実になるようにします。
収穫は夏から始まり、秋から冬にかけて最盛期を迎えます。
春から秋の始めまでには、草刈りや薬剤散布などを4回から6回行います。
りんご園では、土壌の流出を防ぐためにある程度の草を生やしていますが、雑草が伸びすぎると有害な虫が発生するため、手入れが必要です。
秋頃には実の色づきをよくするため、りんごの実を回転させる作業があります。
ただし、素人がやると回しすぎてしまう可能性もあるため、技術が必要となります。
りんご農家になるには?【資格・難易度】
りんご農家になるには
- ①家がりんご農家で、それを継ぐ(新規自営農業就農者)
- ②農業法人等に就職する(新規雇用就農者)
- ③独立してゼロから農業経営をする(新規参入者)
りんご農家として就農するには、実がなるまで数年かかるため、その間の生活費用を確保する必要があります。
親族が農家でない場合は、りんご農家として始めることは困難です。
新規就農者がりんご農家としてスタートするには、アルバイトや研修を通じて経験を積み、人脈を広げることが重要です。
青森県では、りんご農家や農業法人が作業員を求人サイトで募集しています。
また、県が主導する就農相談会、研修制度、融資制度なども提供されています。
長野県では、新規就農者向けに「新規就農里親制度」が設けられており、コーディネーターが就農プランを立て、里親となる農家で研修を受けながら独立を目指すこともできます。
りんご農家で高年収になるには?
りんご農家は10a当たり3600kgの生産高だとすると
月収40万円~60万円
になるといわれています。
大規模農園を持っているりんご農家であれば、もっと稼ぐことも可能です。
しかし、りんごは天候によって出来栄えや収穫が左右されやすく、収穫も年に1度となるため、安定した収入が得にくいというデメリットがあります。
台風が直撃すると数百万円の被害が出ることもあります。
そのため、ほとんどの農家が兼業をしているといいます。
りんご農家で高年収を得るには、広い農園を持つこと、そして安定して収穫を得られるよう努力を怠らないことなどが必須となります。
JAを通さず直販すると取り分はアップしますが、販路を確保できなければ効率よく収穫物をさばくことはできません。
また、周りの農家からも孤立することにもなりかねません。
マーケティングを熟知し、インターネット販売や口コミを使いこなすことができないならば、JAを通して販売するのが無難です。
りんご農家は他にどんな作物を育てることが多いの?
大規模なりんご農家でも、収入が不安定なため、一本の作物だけで生計を立てているところは少なく、他の作物も栽培しています。
青森県では、トマトやさくらんぼ、米などが栽培されています。
また、にんにくや長芋、ごぼう、大根、カブなどの生産も盛んで、畑を持っているりんご農家はそれらの作物も栽培しています。
長野県では、ブルーベリーを育てている農家もいるようです。
その他の【給与・年収】
その他にも年収・給料・手取り額に関して詳しく解説しています。
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